糖尿病はどの様にして発病に至るのでしょうか?
II型糖尿病はインスリンの量が足りない、インスリンの効きが悪いことが原因だと書きました。では、インスリンの仕組みについて考えてみましょう。
「II型糖尿病の方のβ細胞は疲れている or 壊れている」
インスリンは膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞と言う場所で作られて、からだ中へ運ばれます。このβ細胞ですが実は24時間操業です。
常にインスリンを作っていますから無理をさせると疲れてしまいます。
最後には壊れてしまう事もあります。
これがインスリンの量が足りなくなる原因のひとつです。
β細胞が増えたり、入れ替わったりすればいいのに。と思いませんか?
からだにはそう言う力も準備されている筈なのですが、糖尿病にかかる場合にはその仕組みはうまく働きません。
なぜ働かなくなるのか?などの根本的な仕組みや原因がわからないのが糖尿病が治らないと言われる理由と言えるでしょう。
「食べ過ぎや肥満はβ細胞に無理をさせるので糖尿病になりやすい」
生活習慣から引き起こされるβ細胞の疲れについて見てみましょう。
食事をすると血糖値が上がり、β細胞がインスリンを分泌して血糖値を下げようとします。しかし、必要以上に食べ続けると、β細胞が休む暇無くフル回転しないといけなくなります。
食べ過ぎると太ってしまいますが、太るとインスリンの効果も落ちてしまいます。
フル回転して必要な量を作ったはずなのにまだ足りない・・・と言うことにもなります。このように無理が重なってβ細胞は力を失っていくのだと考えられています。
「肥満はインスリンの効果を下げる。(インスリン抵抗性を上げる)」
次にインスリンの効きが悪い場合について見ていきましょう。
先ほども書きましたが、肥満はインスリンの効果を下げてしまいます。
小型の脂肪細胞は、体中の細胞が活発に働くための手助けをしているのですが、食べ過ぎで大きくなるにつれ、その手助けをしなくなっていきます。そればかりか邪魔さえするようになります。
細胞の活動が落ちてくると、インスリンがブドウ糖を取り込む手助けをしようとしても細胞はブドウ糖を取り込む事が出来ません。
この様にインスリンの効果が下がることを「インスリン抵抗性」と呼ぶことがあります。
分かりやすく肥満と書きましたが、見た目は痩せている人でもインスリンの効果が落ちている人は多く居られます。
内臓脂肪が沢山あり、内臓肥満とでも言えるような場合も同じくインスリン抵抗性が上がります。
II型糖尿病はこの様な仕組みで発病することになります。
糖尿病のしくみについて理解が深まってきたところで、みなさんが気になる糖尿病の治療について学びたいと思います。




















