「糖尿病を完治させる方法は、まだ見つかっていない」
現在の糖尿病治療とはどの様に行われているのでしょうか? 大きく分けて3つの治療法がとられています。
1)食事療法
2)運動療法
3)薬物療法
どの方法も血糖値をコントロールすることしかできません。
実は、糖尿病を完全に治療する方法は見つかっていないのです。
どの様な素晴らしいお医者様にかかっても「糖尿病が治る薬・治療」は受けられません。どんなお医者様でも「血糖値を下げる」ことで健康を維持する事を最大の目標にして治療を行うことになります。
それでは、食事療法から見ていきましょう。
1)食事療法
「食事は食べ過ぎず、決まった時間にバランス良く」
これは、食事を上手に摂ることで糖尿病に対する方法です。
勘違いなさってる方も多くおいでですが、糖尿病の食事は何か特別なことを行うわけではありません。
食べてはいけないものもありません。
重要なのは「必要以上の食事は摂らない。」「バランスよく食べる。」「決まった時間に食べる」の3点です。
これによって、不要に血糖値が上がる事を防ぐ事が出来ます。
そうすると、β細胞の負担が減って、効率よくインスリンを使うことが出来るのです。
「肥満の解消でインスリン抵抗性を下げる」
また、肥満の傾向にある方の場合は、少し食事の量を制限することで肥満の解消も目的としています。
肥満の解消によってインスリン抵抗性が下がり、効率のよいインスリン利用が可能になります。
2)運動療法
これは、運動を行うことで糖尿病に対する方法です。
これも少し誤解をなさってる方がおいでですから、誤解を解いておこうと思います。
食べた食事を消費するために(世間で言うカロリーの消費)運動を推奨しているわけではありません。
「運動には体中の細胞を活発にする効果がある」
目的の一つは、インスリン抵抗性の改善です。
運動を行うことによって、筋肉などの細胞が活発になり、これによってインスリン抵抗性が改善される事が知られています。
肥満の方にとっては痩せることでも同様の効果が期待できます。
「運動にはインスリンを使わずにブドウ糖を消費する効果がある」
また、運動には筋肉がインスリンを使わずに直接ブドウ糖を取り込む効果があることも知られています。
「息が弾み始める程度の運動を20分以上する」
もう一つの目的は、基礎代謝の向上です。
基礎代謝とは耳慣れない言葉かもしれません。運動によって筋肉が大きくなると、筋肉を維持するためのブドウ糖も沢山必要になります。
これによって、太りにくいからだを目指します。
このような運動は、息が弾み始める程度の運動を20分以上行うのが目安となります。
最もやりやすい運動は、「早歩き」(速歩とも言います)です。
これを1回辺り20分以上、合計1時間行うのが理想的です。
通勤通学の時間などが利用出来ると楽でしょう。
3)薬物療法
薬で血糖値を下げる方法です。薬で糖尿病が治れば良いのですが、薬で出来るのは血糖値を下げることだけです。
また、副作用などの問題もありますので糖尿病の方には頭の痛い話ではないでしょうか?
薬については後でまた詳しく学んでいこうと思いますので、ここでは軽く触れてみたいと思います。
薬の目的は「血糖値を下げること」ですがその方法が幾通りかあります。
- 1)インスリンの効きを良くすることで血糖値を下げる薬
- 2)インスリンの量を増やすことで血糖値を下げる薬
- 3)ブドウ糖の吸収を制限して血糖値を下げる薬
- 4)インスリンを直接注射する
この4つとなっています。
どの薬を使う場合にも食事療法や運動療法は必要です。
また、どの薬にも一長一短ありますので出来るだけ副作用が少なく、出来るだけ効果の高い飲用法が求められるところです。
この様に、様々な治療法や薬があるのですが、どうしてもそれぞれに一長一短があります。上手に組み合わせていくのが一番です。
そこで、次は糖尿病の対策をなどを学んでいきたいと思います。
また、血糖値やHbA1cなどと言った話やもう少し薬の話などを学んでみたい方は、次のボタンから行くことが出来ます。





















